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                         2002年3月01日<あこがれ発シドニー行き>を出版しました。 
藤本 義一氏の<まえがき&帯>、お嬢さんの芽子さんのブック・カバーはお陰さまで異例の速さで3月15日には増版し、第一生命大阪総局では215冊を<新人研修>に採用して頂きました。 
                         
                           
                             
@「小倉製糸工業」の説明 | 
                           
                         
さて、この本の発売後ひょんな事から父方小倉の家系のルーツが判りました。 
「ふるや―但馬ふるや・歴史と風俗」(1990年、古屋自然村の会発行)の中の小倉家の歴史によると「19代当主小倉寛一郎は1881年横須賀海軍工ショにボイラーを特注し金属機械製糸を販売した。 
同業のグンゼ等にもボイラー設置を勧め、指導し、但馬の養蚕産業の近代化・量産に貢献し、但馬は活性化された。 
又、渋沢栄一等と横浜生糸預かり所設立等、日本経済の中枢で活躍していたが、当時100人以上の女工がいた工場は、1889年に突然廃業している。この小倉寛一郎は先見の明、決断力、実行力、外交手腕共に揃った素晴らしい人だった」と。 
                         
                           
                             
B「小倉製糸工場敷地跡」 | 
                           
                         
                         
                           
                             
A「小倉本家のプロフィール」 | 
                           
                         
                                                
                                                
インターネットで検索し<豪族小倉家>の家系のことを知り、父の故郷である兵庫県大屋町和田に在住の山内紀代美氏が、「小倉家の資料をまとめ、廃村となった古屋の歴史を豊かな自然と共に後世に残したい」と言われているのを、インターネット上に見て、びっくりしたのは云うまでもありません。 
早速、日本の山内氏に電話し4月の一時帰国には是非お会いしたいと、お目にかかる約束をしました。 
久振りの日本での約束当日、長女と共にJR宝塚線の特急北近畿7号の <大阪発和田山行き>の列車に乗り込んだ。 
                         
                           
                             
E<小倉家本邸跡>に生える 樹齢500年の1本の老松。 | 
                           
                         
                        
                         
                           
                             
C小倉屋敷石垣の前にて 山内紀代美氏と。 | 
                           
                         
 和田山に近づくと車窓からの眺めは、土手に綺麗に並んだ少し遅咲きの桜が満開でした。                        
約2時間で<和田山>着、駅には初めてお目にかかる山内ご夫妻が迎えに
来てくださっていました。 
直ぐに<小倉家本邸跡>を案内して頂き、古屋の奥の杉木立の中に山城のような苔むした石垣の跡地を踏む。その本邸跡に生える樹齢500年の一本の老松が、小倉家の豪勢さと後に廃村となった古屋の歴史を物語っているようでした。 
                         
                           
                            
                            
                             
D「小倉本家」墓園  | 
                           
                         
父、禮二郎の家系・・・を <本>の刊行を機会に知ることが出来、父の故郷の豊かな自然に囲まれた山々を娘と眺めたことに感謝した旅でした。
 
  
  
                        (2003年7月) 
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